2026/09/17 10:02

すずらんといえば、春を思わせる花。
小さな白い花が連なる可憐な姿は、爽やかな季節によく似合います。
だから、すずらん柄の器をご紹介するなら春かな、と思っていたのですが。
最近、朝晩に少しずつ季節の移ろいを感じるようになって、温かい紅茶やコーヒーをゆっくり飲みたくなることが増えてきました。
そんなときに目に留まったのが、このマグカップ。
英国Hammersley(ハマースレイ)の「Lily of the Valley(リリー・オブ・ザ・バレー)」。
白磁に、瑞々しいグリーンの葉と小さなすずらんの花。
縁とハンドルには細い金彩が施されていて、可憐な花柄でありながら甘くなりすぎない、すっきりとした佇まいです。
ハマースレイのLily of the Valleyは、カップ&ソーサーでよく見かけるデザインですが、今回ご紹介するのはマグタイプ。
ティーカップをきちんとソーサーにのせて楽しむ時間も好きですが、マグにはまた別の良さがあります。
朝、たっぷりのカフェオレを淹れたり。
仕事の合間に紅茶を飲んだり。
少し肌寒く感じる日に、両手で包むように持ってみたり。
アンティークやヴィンテージの器というと、特別な日に使うものと思われることもありますが、こんなマグなら、もっと普段の暮らしの中で気軽に楽しめそうです。
実は先日、お世話になった方が新しい道へ進まれるとき、このすずらんのカップを贈りました。
すずらんには「幸福の再来」「再び幸せが訪れる」といった花言葉があると知り、新しい一歩を踏み出す方への贈り物にぴったりだなと思って選びました。
器は、デザインや色だけでなく、描かれている花の意味から選んでみるのも素敵だなと思います。
そして、このマグは飲みものを楽しむだけでなく、小さな植物のプランターカバーとして使うのもおすすめです。

小さな鉢に入れたアイビーなどを、そのままマグの中へ。
窓辺にそっと置いてみると、すずらんの絵柄とグリーンがよく似合います。
植物を直接植え込まず、小さな鉢やポットごと入れてお楽しみください。
飲みものを楽しむ器として。
ときには、植物を飾る器として。
そして、春の花を描いたマグで、これからの季節に温かい飲みものを楽しむ。
季節が少しずれているようで、それもまたいいなと思います。
器は、描かれている季節だけに使わなくてもいい。
その日の気分や、飲みたいもの、暮らしに合わせて自由に選ぶのも、古い器を楽しむひとつの方法なのかもしれません。
Hammersley|Lily of the Valley マグカップ
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